劣等感をなくす2つのヒント

劣等感の原因とは?

あなたは劣等感を感じることはありますか?

例えば、

・容姿や外見

・知識やスキル

・能力や才能

・コミュニケーション

・学歴

・収入

・運動神経

などなど、人それぞれさまざまな劣等感の種類があります。

劣等感を感じる状態を一言で表現するなら、自分という存在に対して絶対的な自信がないと言う感じではないでしょうか。

ではどうして自分に自信が持てなく、劣等感を強く感じてしまうのでしょうか?

その原因は「比較」にあります。

ついつい何かと自分を比較をして、劣等感を強めてしまうのです。

では何と自分を比較して劣等感を感じてしまうのでしょうか?

実は比較には3つの種類があります。

1.他人との比較

2.過去の自分との比較

3.未来の自分との比較

1.他人との比較

これは良く分かりますよね。

私たちはついつい他人と自分を比べてしまいます。

しかも自分より劣っている人と自分を比べるのならまだ良いのですが、大抵比較する相手は「デキる人」です。

「自分は話が下手だ…」と思っているなら、自分と同じくらいの人とは決して比べません。

クラスで一番話のうまい友達や社内で一番プレゼンがうまい同僚と比較してしまうのです。

そして、「なんて自分はダメなんだ…」と落ち込んでしまうのです。

私たちはなぜか、自分欠点や短所と相手の長所を比較してしまうのです。

これじゃあ誰だって落ち込みますよね^^;

2.過去の自分との比較

例えばとても楽しく充実した学生時代を過ごしたとします。

でも就職してから毎日上司に叱られ、帰りも遅く家と会社の往復だけの日々。

「一体自分は何やってるんだろう?」ふとした瞬間にそう感じてしまいます。

このように、「良かった過去の自分」と「ダメな今の自分」を比較して落ち込んでしまうこともあるのです。

3.未来の自分との比較

例えば「アイドルになりたい!」と願っている少女がいるとします。

でもいくらオーデションを受けても一向に受かる気配はありません。

アイドルになることにこそ自分の人生の意義があるんだ!と強く感じ憧れている。

でも夢とは程遠い現実。

「私って何やってるんだろう…」

そんな無力感や絶望感を感じてしまうのです。

このように私たちは、他人や過去、未来と今の自分を比較して劣等感を感じてしまうのです。

もし今のあなたが、何か劣等感を感じているのだとしたら、誰と比較して劣等感を感じているのでしょうか?

まずはその正体を知ることが大切です。

そして劣等感を生み出す比較対象がわかったら、次に何をすれば良いのか?

それは劣等感から抜け出すのです。

ではどうすればその劣等感から抜け出すことができるのでしょうか?

実はそれには2つの視点が大切なのです。

劣等感から抜け出す2つの視点とは?

劣等感から抜け出す2つの視点

劣等感を克服するには2つの視点が大切です。

それは…

1.違いを知る

2.連続する時間軸を感じる

順番に説明しますね。

1.違いを知る

人によって得意なことや不得意なことは必ずあります。

でも、場面や用途によってそれが逆転することもあります。

例えばウサギとカメのお話し。

「のろまなカメ」と「足の速いウサギ」、この部分だけを切り取ると、カメが劣等感を感じそうですよね。

「なんて自分はダメなんだろう…」と。

では競争のステージを「海」に変えたらどうでしょうか?

おそらくカメの楽勝です^^

のろまなカメも水中ではすばやく、すばやいウサギは水の上ではのろまなのです。

また仕事のスタイルという視点で見てみるとどうでしょうか?

休むことなく努力を続けるカメ。

でも寝ているウサギを見ていながら起こしてあげる親切心がない(笑)

スポーツマンシップや人間性としてどうでしょうか?

人間性って言ってもカメですがね(笑)

自分だけが良ければいいんだと出世競争を休むことなく黙々と進み、そのうち過労死してしまうかもしれません。

一方、ウサギさん。

とってもメリハリがあります。頑張るところは一気に行く。でも休むことも忘れない。

ストレスを溜めずに楽しみながら仕事を続けられるのは、もしかするとウサギの方かもしれませんよね。

というように、比較と言うのはどちらが正しいという絶対的なものではない、ということなのです。

そこにはただ「違い」あるだけ。

大切なのでもう一度!

比較による優劣があるのではなく、「違い」があるだけなのです。

ですからその違いは状況によって良い方向へ転ぶときもあれば、反対に転ぶこともあるのです。

続いて、劣等感から抜け出す2つの視点

2.連続する時間軸を感じる

過去や未来の自分と今の自分を比較してしまうということは、「現在」「過去」「未来」というように時間を分断して全く別のものとして捉えてしまっています。

例えば季節を考えてみましょう。

四季の景色はそれぞれ全く違う顔を持っています。

・新芽が初々しい春

・緑豊かな夏

・実り豊かな秋

・閑散とした冬

だからと言ってつながりがないわけではありません。

葉っぱが落ちて枯れ果てたように見える冬の木々。

でも春を向かえ新芽が出て、夏を迎える頃には、青々とした葉っぱが生い茂ります。

そして落葉の秋を迎えて冬にはまた閑散とした姿になります。

このように、その瞬間瞬間を切り取ってみると全く違う状況や姿をしていますが、常に時間は連続して流れているのです。

寒さにこらえて冬のうちにパワーを蓄えているからこそ、春を迎えるとそのパワーを発揮できるのです。

人生も同じです。

たとえ今が殺伐とした冬の景色のように感じられたとしても、それがずっと続くわけではありません。

必ず春が来るのです。

実り豊かな収穫の秋が過ぎて今が冬の真っ只中だとしても、実りがあったからこそ、寒さに耐え忍ぶ冬も存在するのです。

もし、「オレは一枚も葉っぱを失いたくないんだ!」「実をつけたまま冬を迎えるんだ!」と意固地になっている木があったらどうでしょうか?

もしかすると春を迎えても逆に葉っぱが生えて来ないかもしれませんよね。

たとえ一見すると満たされない状況でも、必要なタイミングで必要な状態になるからそしてそれを素直に受け入れるからこそ、次の変化につながるのだと思います。

そして過去や未来ばかりを見つめるのではなく今この瞬間を大切にして、今に120%向き合えば、必ず春はやっています。

冬に「過ぎ去った実りの秋」と比較してため息をつくのではなく、「まだ来ぬ新緑の春」と比較して絶望感を感じるのではなく、冬を受け入れ、冬の素晴らしさを感じ、冬だからできることを楽しむ。

そして冬の今を充実させればさせるほど、素敵な春が訪れるのです。

人生も四季折々。

そんな時間の流れと変化を感じてみてください。

人生改造の専門家&心理セラピスト
中村壮志

個人セッションの募集について
人生改造プログラムの個別カウンセリングは現在満枠のため募集を停止させていただいております。次回募集予定はメールマガジンでお知らせしています。
メールマガジンのご登録は以下よりお願い致します。