ハズレカウンセラーを選ばない方法
私のところに来られる方でこんな方が結構いらっしゃいます。
「以前受けたカウンセリングで逆に症状が悪化してしまいました…」
「カウンセラーの言葉に傷つきました…」
もうこんな話を聞くと、同業者としてとても恥ずかしく申し訳ない気持ちになります。
そして同時に怒りすら覚えます(`ω´)!
せっかく貴重な時間とお金をかけ勇気を振り絞ってカウンセリングを受けたのに…
逆にクライアントの心を重くしたり症状を悪化させるなんて…
「そんな奴はメンタルサポートをする資格がないぞ!!」と思うのです。
ではなぜ、メンタルサポートをする側の人間がそんなことをしでかしてしまうのでしょうか?
結論から言うと、カウンセラー自身が癒されていないからです。
もちろんカウンセラーやセラピストという仕事をしているということは、「困っている人を助けたい!」という情熱はあると思います。
しかし、
・自分は助ける人
・クラアントは助けられる人
という二極思考だと、この構図が崩れることを恐れます。
例えば、自分の知識やスキルだけではクライアントの問題を解決できない場合には、「自分=助けられない人」となってしまいます。
そんな「デキない自分」は認めたくありません。自己肯定感が下がってしまいますからね。
その結果、「改善しないのはあなたが悪い!」とクライアントに責任を全て押し付けてしまったり、「その症状は治すのが難しい」と症状のせいにしてしまったり、そんな態度をとってしまうのです。
なぜなら、その方が自分が傷つかないで済むから。
あるいは、価値観や特定の手法をゴリ押しするカウンセラー。
これも、「私は助ける人で、あなたがは助けられる人だから黙って私の言うことを聞きなさい!」という姿勢になってしまうから上から目線や強引さが際立ってしまうのです。
カウンセラーとクライアントは上下関係か?
確かに人の悩みや問題を解決に導くという観点では、見た目は「助ける側」と「助けられる側」に分かれます。
しかし、本質的な観点で言うとどっちが上か下かなんてないのです。
クライアントがカウンセラーから教えられることもありますし、それと同じだけカウンセラーもクライアントから様々なことを教えてもらえます。
一種のパートナーみたいなものだと私は思っています。
お互いに関わり合って、お互いに成長して、お互いに幸せになって行く。
カウンセリングやセラピーの関係は、まさにエネルギーの好循環なのだと思います。
それがわからないカウンセラーやセラピストはメンタルサポートをする資格はない!と思います。
しかし、巷のカウンセリングスクールなどでは一番大切な「その部分」を案外教えません。
知識やテクニックばかり教えたり、「救う・救われる」という構図を余計に強化してしまったり、教える人がすでに偉そうだったり(汗)
もちろん目の前の問題をしっかりと解決に導くためのスキルは必要不可欠です。
しかしそれ以上にメンタルサポートをする側の「あり方」が大切なのです。
もし今後あなたが何らかのメンタルサポートを受ける際には、その方の「あり方」をしっかりと見極めてくださいね!
そうすると自分に最適な人かどうかが何となく見えて来ると思いますよ。
人生改造の専門家&心理セラピスト
中村壮志
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