ノミの実験
ノミって知ってますよね?
犬とかにつくアレですね。
このノミのお話、知ってますか?
結構有名な話なので、知っている人もいると思います。
ノミってすごいジャンプ力あるんですよね。
2〜3mmの体で45cmくらいジャンプできます。
これを人間に例えると、なんと250mジャンプできる!ということになります。
そこで、こんな実験をしてみます。
ノミを蓋つきのガラス容器に入れます。
すると、ノミはジャンプするたびに蓋にビシバシ当たります。
何度も何度も蓋に当たるとノミは学習します。
「ああ、ここまで跳ぶと痛い目に遭うんだな。」
「これ以上は飛べないんだな。」
そして、蓋を外してみます。
するとどうなるのか?
ノミは蓋がないのにも関わらず、蓋があった高さ以上は決して跳べなくなるのです。
「自分は蓋の高さ以上は跳べないんだ」と完全に信じ込み、限界を設定してしまうのです。
こんな実験結果を聞くと「いや〜ノミってバカだな〜」って思いますよね^^
しかし実は、私たちもノミくんと同じように勝手に見えない限界を設定してしまっているとしたら…笑い事ではすみませんよね^^;
あなたもノミになってない?
例えば、私の場合。
以前は人前で話すことが大の苦手でした。
なぜなら父親にいつも、「オマエの話は要領を得ない!」といつも言われていたから。
「自分は話が苦手だ」「自分は話が下手だ」そう思い込んでいました。
ですからいつも人前で話すことに苦手意識を持ち、その苦手意識が緊張を生み出していました。
起業してからも、「タケさん話が上手いからセミナーとかやったらイイんじゃない?」と起業家仲間からよくアドバイスされていましたが、「いやいや自分には無理だよ!」と断っていました。
まさに、「見えない限界」を設定していたのです。
しかし、今では当たり前のように人前で話していますし、自分の得意なことになっています^^
このように、私たちは自分でも気づかないうちに「これ以上は無理だ!」「自分にはそんな能力がない!」と見えない蓋を作り上げ、限界を決めているのです。まさにノミと同じように。。
・親のしつけ
・先生からの評価
・友達とのやりとり
・一般常識
・世間体
などによって、
「自分は○○できない!」
「○○なんてムリ!」
「○○してはいけない!」
と思い込み、下手をするとその限界設定をズ〜ッと守り続けてしまうのです。
本当はもっと高く跳べるのに…
では、ノミが元の高さに跳べるようになるには、一体どうすれば良いのでしょうか?
きっとその答えがわかると、あなたのリミット解除にも役立ちそうですよね?
ノミを復活させる方法
限界を設定して、跳べなくなったノミをまた跳べるようにする方法
それは「普通のノミを投入する」です。
真横で普通のノミが何の抵抗もなくぴょんぴょん跳び上がるのを見ると「あれ?そんなに跳んでも大丈夫なの?」「じゃあ俺ももっと跳んでみようかな??」と元の自分を取り戻します。
しかし、疑い深いノミはピョンピョン跳んでいるノミを見ても「いやコイツは異常なんだ!」「俺はそんなに跳べっこない!!」と頑なに限界を崩そうとしないのです。
そんな時にはどうすれば良いでしょうか?
さらに強力な方法があります。
それは…
「跳べないノミを跳べるノミの集団に投入する」です。
周りのノミはみんなビュンビュン跳んでいます。
高く跳ぶのが当たり前。
そんな光景を目にすると、疑い深いノミ君もさすがに、「あれ?みんな普通に跳んでるじゃん!?」「なーんだ、俺も跳べそうじゃん!」と一気に自分の限界を突破できるのです。
環境が変わると「当たり前」も変わる!
私が過去に起業を目指し始めた頃、周りに起業した人など誰もいませんでした。
そのため「自分には起業なんて無理だよね…」「起業なんてリスクだらけだよね…」と思い込み、「起業=怖いこと」で起業は夢のまた夢でした。
しかし、とあるビジネス交流会に参加した時、そこら中に当たり前のように起業家がゴロゴロいたのです(笑)
すると、夢のまた夢だった「起業」が「なんだ起業ってそんなに難しいことじゃないかもね^^」と、一気に限界が取り払われたのです。
あるいはこんなケース。
恐怖症に悩み「こんなことで悩んでいるのは世界中で自分だけだ!」「きっと治りっこない。。」と思い込んでいる人がいます。
そんな人が例えば私のホームページのクライアントさんの改善事例を見ます。
すると、「こんなにも色んな人が悩んでいるんだ!」「自分と同じような悩みの人もいるぞ!」「しかも改善できているぞ!」
そんな事実を知ると、「もしかして自分も治るかも?」というように、「無理だ!」「治りっこない!」という限界が突破されるのです。
このように、自分の限界を突破するためには、自分が「限界だ!」と思っている以上のことを楽々と実践している人に会ったり、その存在を知ることで、当たり前レベルが一気に底上げされて限界も突破できるのです。
だからこそ、お互いに刺激し合い当たり前のレベルを底上げできるコミュニティーの存在が大きいのです。
ノミくん復活の裏技!
さらに実は、ノミ君復活の裏技があります。
そもそもノミ君はガラスの蓋に体をぶつけて痛い思いをしたので、「こんなに跳ぶのは痛い、危険だ!」「これ以上は跳べない!」という学習をしました。
ということは、蓋にガンガンぶつかった出来事はノミ君にとっては「トラウマ」なのです。
だとしたら、痛い思いをした出来事をトラマ解消すれば、「こんなに跳ぶのは痛い、危険だ!」という意識もなくなり、元のように自由にジャンプできるようになるのです。
まあ、ノミにトラウマ解消ワークはできませんが、人間にはできますからね^^
まとめ
あなたの今の限界は後天的に作り上げられた幻想です。
だからこそ、その幻想は以下の方法で消すことができます。
1.限界以上を行っている人と直接会う
2.限界以上を行っている人を知る
3.限界を設定したトラウマを解消する
是非どれかをお試しください。
きっと、「なんでこんなことで限界を感じていたのかな??」と不思議に思えるようになると思いますよ^^

人生改造の専門家&心理セラピスト
中村壮志
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