予期不安をなくす方法

あなたはこんな思いで頭がいっぱいになることはありませんか?

「◯◯になったらどうしよう…」

「うまく◯◯できるかな…」

「◯◯できなかったら最悪だな…」

など、まだ起きていない未来に対して「大丈夫かな…」と不安を感じることを「予期不安」と言います。

では予期不安はどうすれば治すことができるのでしょうか?

苦手や恐怖症に悩む方の症状の半分以上は、目の前に迫る直接的な恐怖よりも実はこの「予期不安」だったりします。

なので予期不安って結構やっかいモノなのです。

でもご安心ください。

実は私たちは生きて行く中で、予期不安だらけなのです^^;

なぜなら、予期不安があるからこそ、危険を未然に防げるからです。

例えば、

来週の朝礼でプチスピーチしなきゃいけない…

でもうまく話せる自信がない。

不安でいっぱいだ。。

こんな時、私たちは3つの危険回避策を取ります。

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1.食らいつく

2.逃げる

3.フリーズする

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《1.食らいつく》

朝礼で失敗しなように話す内容を考えたり、予行練習をくり返したりなど、予期不安が現実にならないように必死に頑張り、がむしゃらに食らいつくのです。

その結果、スキルや経験値が積み上がり成功体験も増して行き、徐々に苦手や予期不安が軽減されます。

《2.逃げる》

・朝礼を誰かに変わってもらう

・当日ズル休みをする

・土壇場で体調不良になる

といった形で何んとか苦手な場面から逃げようと仕向けます。

なので、苦手から逃げてしまうのはある意味仕方ないことなのです。

自己防衛本能がそうさせてしまうのです。

 

《3.フリーズする》

食らいつく勇気もない…

かといって逃げる勇気もない…

こんな状況になっときの最終手段は こそフリーズ状態です。

思考を停止して頭は真っ白、体も硬直して直立不動、まさにフリーズ状態になります。

その結果、周りが気を使ってくれて戦線離脱。。

このフリーズ状態は誰もが避けたい最悪な状態ですが、これもある種の危険回避行動なのです。

野生動物でいうところの死んだフリに近いかもしれませんね。

 

危険を回避する第4の道とは?

 

では、あなたはこの3つのパターンのどれを選択したいですか?

「エッ?どれもイヤ?」(笑)

なんてワガママなんでしょうか^^

でも正直、どれもイヤですよね。

ではこの3つの危険回避行動の他に第4の選択肢があるとしたら…

それ、知りたくないですか?

がむしゃらに食らいつくようなこともせず、

無責任に逃げ出すようなこともせず、

フリーズして恥をさらすこともせず、

予期不安にうまく対応できたら理想ですよね!

実はそんな第4の方法があるのです!

それは何でしょうか?

では、結論から先に言っちゃいます!

予期不安への第4の道

それは…

 

予期不安と同居する!

ということです^^

「エッ!?なにそれ??」

「そんなのイヤです!」

「予期不安を感じなくしたいんです!」

「不安を消し去りたいんです!」

「同居なんてまっぴらです!」

と、あなたのブーイングが聞こえてきそうですね(笑)

ではなぜ「予期不安」と同居することが良いのでしょうか?

 

不安を作り出す根源とは?

そもそも不安というのは自己防衛本能の一つです。

「この先、嫌なことや苦手なことが起きるかもしれないぞ!」という警報の役割を果たします。

なので、予期不安というのは厄介者ではなく、実はあなたの身を守ってくれている大切な存在なのです。

不安という警報を鳴らすことで、あなたの身に今後起きるであろう危機を未然に知らせてくれ、あなたをできるだけ安全な場所にとどめさせようとしてくれているのです。

なので予期不安はあなたに「安全」をプレゼントしてくれているのです!

これを心理学では「肯定的意図」と呼んでいます。

一見ネガティブに見える現象でも実はその裏側には必ず「肯定的な意図(プラスの目的)」が存在します。

その意図に気づくだけでも予期不安は軽減するのです。

 

予期不安解消スキル「不安でいいのよ法」とは?

では、予期不安と同居するにはどうしたら良いのでしょうか?

それが「不安でいいのよ法」なのです。

「不安でいいのよ法」は以下の4つのステップです。

【1】不安があることを認める

不安は消そうとすると余計に増大します。

「あ、ココにいるね^^」とその存在を認めることが大切です。

【2】不安の肯定的意図をしっかり理解する

この不安は自分を守ろうとしてくれているんだ!

安心&安全をプレゼントしてくれているんだね!

とその存在意義をしっかりと理解します。

【3】不安の存在に感謝する

肯定的意図がわかったら、その恩恵に感謝します。

この感謝がとても大切です。

感謝が中途半端だと、不安君はすねてしまいます^^

【4】不安をそばに居させながらやれることをやる

不安を邪魔者扱いするのではなく、

不安を消そうとするのでもなく、

しっかりと不安君の椅子を用意してあげます。

「ここにいて良いからね!」と広い心で同居させてあげます。

その上で、「自分は何をするのか?」「何ができるのか?」「何を選ぶのか?」を決めて実践します。

不安を感じるから行動できない。

という選択も出来ますし、不安君は自分を守ってくれているんだから一緒にいながら行動しよう!とすることもできます。

どちらの道を選ぶのか、その全てがあなたの選択次第なのです。

 

以上が予期不安を解消させる「不安でいいのよ法」です。

これも一度やってみたからといってすぐに不安が解消されるわけではありません。

根気強く繰り返すことが大切です。

そうすると、

「不安を感じてはいけない!」

「不安を感じる自分はダメだ!」

「不安のない状態にならなければいけない!」

という価値観も解消されて行き、不安体質からも抜け出すことができるのです。

この「不安でいいのよ法」をサラッとお教えしていますが実は人生を変えるほどの威力を持ったスキルなんですよ!!

ぜひ自分のものにしてくださいね!

ちなみに補足ですが、強烈な身体反応を伴う予期不安で日常生活もままならない場合には

「不安でいいのよ法」と合わせてトラウマ解消をする必要があります。

でも多くの人の予期不安はその仕組みを正しく理解して正しい接し方をすれば改善できるのです!

 

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人は変われる!

人生も変えられる!

もちろんあなたも!

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人生改造の専門家&心理セラピスト

中村壮志

 

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