「不安」「恐怖」「心配」「悩み」・・・
たとえばインターネット検索で、このようなネガティブな感情のキーワードを入力します。
すると、測定不能なほど膨大な数のサイトがヒットします。
その圧倒的な数の検索結果から、いかに多くの人がネガティブな感情にさいなまれ、苦しんでいるかが良く分かります。
これらに関する全てのサイトの情報を閲覧するのは、まず不可能です。
仕事、人間関係、進路、恋愛、結婚、育児…
私たちが悩む理由はさまざまです。
しかしどんな迷いや悩みでも、実は「ある共通点」があります。
その共通点とは…「進むべき道がわからない」ということです。
仕事でも恋愛でも、「自分の進むべき道はコッチだ!」と初めからわかっていれば、おそらく誰も迷いませんし悩みませんよね。
しかし、多くの人が「進むべき道」がわからないのです。
ではどうして進むべき道がわからないのでしょうか?
目次
現代社会は情報の渦
100年前、200年前と比べると私たちの住む社会は飛躍的に便利になっています。
離れた相手とも携帯電話を使えばいつでも会話ができます。
数時間で海外にも行けてしまいます。
お店に行かなくても品物が買えますし、寒さ暑さもエアコンのボタン一つで快適になれます。なんと便利な世の中!
昔の人が現代にタイムスリップすると、まさに夢の国、パラダイスと感じるかもしれません。
しかしその一方、我が日本では15人に1人がうつ病を抱え、自殺者は年間2万人…
果たしてこんな状態が夢の国、パラダイスと呼べるでしょうか?
実は、私たちを取り巻く情報や機器が増えれば増えるほど、外部から与えられる「選択肢」や「価値観」も増え、どんどん自分を見失ってしまうことにもつながるのです。
全ての悩みの急所とは?
では今度は、インターネット検索でネガティブキーワードではなく、
「使命」「生まれてきた目的・役割」
というようなキーワードを検索してみるとどうでしょうか?
先ほどの結果とは、比較にならないほど少なくなります。
あなたは、この結果が何を意味しているのか分かりますか?
もしも多くの人が、自分の「生きる使命」は何かを意識し、自分の使命を見つけ、使命に沿った生き方をしていれば、最初のネガティブ感情のキーワードの検索結果は、全く異なる数字を示したと思います。
その巨大な数字で示された、ネガティブ感情をかかえた人々の数は、一気に減っていくはずです。
でも、ここで大きな問題が立ちはだかります。
それは…
みんな自分の「生きる使命」や「生きる目的」などわからない。
ということです。
わからないというか、ほとんどの人は「意識すらしていない」というのが正解かもしれません。
私は昔から自分に自信がなく、否が応でも、自分や人生と向き合わざるを得ませんでした。
「オレは何なんだ?何者なんだ?」
「何がしたいんだ?」
「何のために生きているんだ??」
まあ普通の人から見ると、ちょっと変わった人に見えるかもしれませんね(笑)
ただ、深い悩みや不安、苦痛を体験した人ほど結果的に自分と向き合うチャンスが得られます。
そしてその後の人生が使命への道へ大転換するということもよくあるのです。
例えば…
悲惨ないじめにあったから、人を励ますことを使命にして活動している方
うつ病になったから、今度はサポートする側に情熱を傾けている方
親との関係性が良くなかったので、自分の子どもには深い愛情を注げている方
などなど
誰しも生まれてきた使命を持っていて、しかも現状が辛ければ辛いほど、納得の行く人生が歩めていなければいないほど、実は使命への道は開けているのです。
たとえ今はそれに気づけていなくても…
ではどうすれば自分の使命を見つけることができるのでしょうか?
使命を見つけ出す3つのヒント
使命と聞くと何か天からお告げが来たり、ある瞬間に閃いたりするイメージがあります。
しかし実際には使命は天から降ってくるものではありません。
「使命は先に立たず」
という言葉があるように、一見遠回りでも目の前のことを誠実にこなして行くことが使命に徐々に近づいて行ける唯一の方法です。
ただ、使命を見つけ出すヒントは存在します。
そのヒントをご紹介します。
使命発見ヒント1「使命のタネは過去にある」
全ての答えは自分の中にあります。これは本当です。
まさに「チルチルミチルの青い鳥」です。
・辛さを乗り越えた体験
・成功体験
・失敗体験
・感謝された体験
・ワクワク体験
など、過去の感情が大きく揺れ動いた出来事が使命につながっているのです。
使命発見ヒント2「人のためが使命につながる」
使命は自分のエゴを満たすだけのものではありません。
自分も満たされ、相手も満たすことができるのが使命なのです。
あなたが喜んで人のためにできることは何でしょうか?
それがあなたの使命につながるかもしれません。
使命発見ヒント3「人から求められることが使命につながる」
自分が意図していないのに、勝手に人から頼まれたり、求められることが使命につながっていることがあります。まるで見えない力が働いているかのごとく、勝手にある方向へ誘われることはあなたの使命なのかもしれません。
以上、誰にでも生まれて来た意味や使命はあります。
しかしそれを見つけることをゴールにしてしまうと、辛くなってしまいます。
「使命は先に立たず、しかしいつかは見つけよう!」
そんな情熱と心の余裕を持つことが、使命の道につながり、不安を根本的に解消してくれるのです。
まずは一歩づつ前に進んで行きましょう!
人生改造の専門家&心理セラピスト
中村壮志
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