悩みの裏に潜む「陰の存在」とは?

私の元には様々なお悩みの方が訪れます。

・自信がない

・うまくしゃべれない

・人生が楽しくない

・積極的になれない

・自分の意見を言えない

・異性が苦手

・超ネガティブ思考

・仕事がうまくいかない

・恐怖やパニックが辛い

などなど…

一見、悩みの種類は十人十色。しかし実は、そのほとんどの方に共通することがあります。

カウンセリングで

「現状の悩み」
 ↓
「悩みの出発点」
 ↓
「過去の体験」

という具合に悩みの根源をたどって行くと、かなりの確率で出現する「ある陰の存在」がいるのです。

何だかわかりますか?

それは「親」です。

私たちにとって親は一番重要な人物です。生まれてから最初に接する人は親であり、一番身近な大人も親だったのです。

母親は女性の象徴であり、父親は男性の象徴です。

そして親というのは、子どもにとって絶対的な安心と安全を提供してくれる唯一の存在です。

ではもし、本来であれば絶対的な信頼と安心感を感じる親が、それとは真逆の恐怖や苦痛を常に与える存在だったとしたら??

子どもにとって一番身近な存在でいわば「人間の代表選手」である親が安全と安心を与えてくれないとしたら?

その子どもはどう感じるでしょうか?

もしかすると、「甘えたい」という自分の本当の感情を押さえ込んでしまうかもしれません。

恐怖を感じないように心のシャッターを閉めてしまうかもしれません。

1人で部屋の隅っこにいるほうが安全だと感じるかもしれません。

自分は愛されていないと自信を失うかもしれません。

もっと自分を見て欲しいといい子を演じてしまうかもしれません。

このような体験を繰り返して大人になった時、その子どもはどんな大人になっている確率が高いでしょうか?

A:誰とでも気さくにコミュニケーションが取れ、自分にも周りに好意的な大人

B:コミュニケーションが苦手で、自分にも他人にも否定的な大人

もちろん人間は二者択一できるほど単純ではありません。また無理やりタイプに分けるべきではありません。

しかし、やはり幼少期の親との関わりは、その後の社会生活に大きな影響を与えているのは揺るぎない事実なのです。

では、もし自分が親から十分な愛情を注がれて来なかったと感じたなら、どうすれば良いのでしょうか?

親を恨めば良いのでしょうか?

不幸な幼少期を過ごしたと落ち込めば良いのでしょうか?

自分の人生台無しだ!とヤケになれば良いのでしょうか?

もちろん違いますよね。

大切なのは、自分の中に幼少期からの「満たされない自分がいる」とまずは認めること。

そしてその満たされない部分を「今」満たしてあげることです。

「今さら遅いよ!」と思う必要はありません。私たちは大人に成長するにつれて、それに比例してココロも成長していると思いがちです。

幼少期に寂しい思いをした自分はもういなくなり、大人として成長した自分がいると感じてしまいます。

しかし、ココロの深い部分では、未だに親に抱っこをしてもらいたい自分もしっかりと存在するのです。

ですから今の問題を解決するには、そんな自分の中にいる満たされない「小さな自分」を癒してあげることも時として必要なのです。

あなたが今抱えている不安や問題、悩み。

それはもしかすると、あなたの中の「小さな自分」が泣きわめいているせいかもしれませんよ。

ぜひそんな自分を癒してあげてくださいね。

人生改造の専門家&心理セラピスト
中村壮志

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